
ハッキリ言って
懐いてくれない長女の事は、
本音では好きに
なれませんでした。
それでも、
ダンナと結婚したからには、
自分は母親になったのだからと、
長女から好かれたい、
母と認めて欲しいと
頑張って来たつもりでした。
でも、
ダンナと別れるのなら、
もう私は
長女の母じゃありません。
なれません。
なので、
一緒に連れて行く
事は出来ない。
どうせ、
三女と違って、
私を母と慕っての事じゃなく、
単にトメと2人で
残されるのが不便だから、
トメの介護はしたくないから、
私に付いて来たいと
言い出したのだろう?と、
そのままストレートに
長女にぶつけてしまいました。
そう伝えた時の
長女の悲しそうな、
悔しそうな、
絶望した様な、
複雑な泣き顔が
心に刺さりました。
長女に対しては、
6年一緒に暮らして来た
家族としての
「情」はあります。
でも、
そもそもの原因は、
長女の反抗が発端でした。
それを怨む気持ちもあります。
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