一人旅中に道を歩いていたら大型トラックのギャル運ちゃんに「乗ってく??」と声を掛けられた!!少し遠慮しながらお言葉に甘えたら最高の旅になった!!!

一人旅中に道を歩いていたら、大型トラックのギャル運ちゃんに「乗ってく?」と声を掛けられた。少し遠慮しながら、お言葉に甘えたら、最高の旅になった!

 

就職して二年目、一人旅。

 

日本海側の田舎国道で

雨の中カッパ着てても

ビショビショで次の宿泊予定地までは

15kmも歩くという状況で途方に暮れてた。

 

日没近い暗さの中でトボトボと歩く。

 


 

信号で止まってたら、

車道側に一台の大型トレーラーが

プシュっとエアーをひと拭きすると信号で止まった。

 

なかなか変わらない信号に渡ろうとすると

【ぶっ】とクラクションが鳴り、

雨の中窓から顔を出して

 

「のってく?」

 

と声を掛けられた。

 

振り向くと女性ドライバーで、

茶髪のヤンキー系。

 

 

俺はヤンキー系嫌いだったんだけれど、

この雨の中15kmも歩くのと比べると妥協範囲だった。

 

「どこまで?」

 

「次の街までです」

 

「いいよ!乗りなよ!」

 

「ありがとう!」

 

はしご登るみたいに助手席にお邪魔。

 

小さい身体でタバコ片手にギアを変える

俺よりも少し年上みたいだけれど、

顔は幼いのにわざわざ

ヤンキー系の服装や容姿だから

もっと年上に見えてヤンキー系が

苦手な俺は馬鹿そうに見えてしまう。

 


 

「次の街まで15km位です」

 

「いいよ、私はその先まだまだだし、どっからきたの?」

 

「東京です」

 

「いくつ?」

 

「22です」

 

「ふ~ん、私は25、よろしく」

 

 

ここから、俺とギャル運ちゃんとの旅は始まった!

 

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