一人旅中に道を歩いていたら大型トラックのギャル運ちゃんに「乗ってく??」と声を掛けられた!!少し遠慮しながらお言葉に甘えたら最高の旅になった!!!

 

 

「長い道のりありがとう御座いました」

 

「あぁいいよ、いいよ。次は何処行くの?」

 

「ここで泊まって、明日は東京方面に向けて出発しようと思います」

 

「ふ~ん、なら乗ってればいいじゃん、私荷物降ろしたら東京いくし」

 

「あぁ、でも悪いんで」


悪いというより、

トラックで移動してたら意味ないし・・・

 

ふとお礼を言おうと振り返ると

凄い寂しそうな顔してるなぎささんが居た。

 

それを見た途端に悪い事したかな、

と言う情けみたいのが出ちゃって

俺のヤンキー嫌い度がダウン。

 

仕方なく乗る事に。

 

「じゃ!渚さんにお願いしちゃおっかな?」

 

「まじ?行く?」

 

「東京までは悪いので、途中まででいいです」

 

「いいよ、東京まで連れてってあげるよ」


寝るって言ったって、

トラックの寝台は一人用。

 

俺は助手席で可能な限り

リクライニングさせても

寝る体勢には持ち込めない。

 

後ろの寝台では毛布に包まって寝てる渚さん。

 

でも俺はアイドリングの

トラックの振動でどうも寝られない。


もぞもぞと身体を動かすだけ。

 

「狭いけど、こっちくる?」

 

「あっイヤ大丈夫です」

 

「何もしないよww」

 

「そう言う意味じゃないですよw」

 

「ほら、遠慮すんなよ」

 

寝台から手が伸びてきて

そのまま流されるままに俺の身体も寝台へ。

 

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