ここはマットが勝手に動き
人を巻き付けさかさに・・・っと、
伝説が眠る土地。
私は昔から内気で
お願いされると断られない性格ゆえ
いじめの標的になりやすかった。
けれども、小学生までは徹底して
いじめられることは無かったんだけど
中学生になった頃
私は目立つグループから
日常的にいじめられるようになった。
理由というか発端というか
とにかく気がついたら
いじめられていたというかんじかな。
これから地獄の日々が続くかと
思われたある日
一人の老け顔美人がこの土地を訪れた。
強烈な関西弁を撒き散らしながら・・・。
田舎と都会が入り混じる中学校に
通っていた私のスペックは
全てにおいて平均以下。
器量は良いと言われるけれど、
垢抜けない顔だと自分でも思う。
まぁどんくさいんだよね。
全てにおいて。
けれど
そんな私だってオシャレがしたい
綺麗な靴下を履いて登校したいと
中学生の頃は毎日思ってたのよ。
でも、目立つとやっかまれて
いじめられるのが目に見えている日常。
「高校生になったら、
いっぱいオシャレするんだ!」
って思いながら、
日々受ける軽いイジメに耐えていた。
そして、高校受験に合格して
遅く咲いた桜を眺めて校門をくぐり
教室に入ったら私の視界に
飛び込んできた数人の女子。
紛れもなく
中学のとき私を暇つぶしに
いじめていたグループだった。
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