案の定
姉は病んで
家にこもりっきりで、
私が見る限りでは
楽しいことも
実りもなさそうな
空っぽの青春を過ごしてた。
というか
いつも家にいたから
私の見る限りが
学校にいない時の
姉の全てだったと思う。
父と母は
「どうして○○(私)は
社交性もあって
多才で優秀なのにあんたは
どうしようもないの」
みたいな説教を
姉に繰り返してた。
姉は基本的に
何もせずぼんやりと暮らしてた。
ここまでが前提
で、
夏休みの終わりぐらいの夜、
お風呂に入ってた姉が絶叫
風呂場だったから家中に響いた。
そして下着姿で玄関から
走って出ていった。
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