いつからだろう。
毎年7月18日、
父は会社を休む。
母は美しい花を買って、
二人で
どこかに
出かけるのだ。
どこへ行くんだと
俺が尋ねても、
「ちょっとね」
とお茶を濁す。
そそくさと
礼服に着替え、
それはそれは
不思議な
1日が毎年続いていた。
そんな俺ももう
高校三年生。
次ページへ続きます
いつからだろう。
毎年7月18日、
父は会社を休む。
母は美しい花を買って、
二人で
どこかに
出かけるのだ。
どこへ行くんだと
俺が尋ねても、
「ちょっとね」
とお茶を濁す。
そそくさと
礼服に着替え、
それはそれは
不思議な
1日が毎年続いていた。
そんな俺ももう
高校三年生。
次ページへ続きます