消防A「まだはっきりした場所が確定していない状態ではありますが、
今、○○消防組合につながっています。
しかし、お話を聞く限り、●●市消防の管轄場所のようなので、
恐れ入りますがそのまま電話を切らずにお待ちください。
●●消防につなぎます。」
その間も、明らかに以上を示す車が目の前にある状態。
電話を持ちながら、膝ががくがく震えてたよ。
それで、電話をつなげる音を聞くことさらに数分。
ガチャ!
消防B「●●消防です。排気管からホースを引いてジサツを図っている車がある、
ということですね?」
消防B「先の担当の方からも聞いてはいるのですが、まだはっきりしていません。」
「再度場所お教え願えますか?」
俺は本当にあせっていた。
真っ暗な中でだよ?
周りにAを除けばだれもいない
っていうかいるのは生きているのか死んでいるのか
死んでいるとして何日立っているのか
まったくわからない状態の車が1台。
怖いから車に背を向けながら一生懸命また消防Aにした話を繰り返す。
が、埒が明かないのはいっしょ。
そうこうしているうちに
フル回転の俺の頭は余計なことまで考え出す。
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