【悲劇】事故で両親を亡くしたお年頃の姪→施設でイジメられていた姪を25歳無職の俺が引き取り一緒に寝てたら○○することに!!

何年も前のことだから、

作り方も味もよく憶えていない。
けれど何とか作ってみたい。

健気だね、この娘っ子はほんとに。

だからしばらくシチューは続いたが、

文句言わずに食べてた。

ある日に作ったシチューは自信作というか、
記憶にあるシチューの味に近かったんだろうな。

「どう、美味しい?どう?」

ってしつこく聞いてくる。

もちろん旨かったのでそう答えたら、
妙に嬉しそうにしてたから、ついポロっと聞いた。

「お母さんのシチューができたか?」って。

そしたらメイのやつ、硬直して、
なんか泣きそうな顔になったんだ。

思わず俺の方がおろおろしたな、あの時は。

「なんで知ってるの?」

ってメイに聞かれて、奥さんから聞いたことを話して、

「思い出の味だろ?良かったな」

って言ったんだよ。

そしたらなんて言ったと思う?
「ご免なさい」だよ。

なにがご免なさいなんだ?って思うよな。

さらに

「ご免なさい、マサトおじさんがいるのに、

お母さんのことなんか思い出そうとして」

だよ。

まったくメイのバカたれが。

メイの言うことによると、
俺の世話になりまくってるのに、
今更両親のことを引っ張り出すようなことをしたら、
俺が嫌がるんじゃないかって思ったらしい。

いやいや、そんなこと思うならシチュー食わすなよ。
と言うか、俺がそんな風に考えると思ってたのか!

なんかそんな感じで無性に腹立たしくなって、

哀しくなったな。

だからこう言った。

 

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