って叫んだら、
「違う!違うよ!母さんと妹が!」
と、夫がリビングへ目線を飛ばしたので
そっちを見ると、
ニタニタ笑っている姑と小姑。
「貴方たち、全然子供いないでしょう?そんなもの飼ってるからよ。」
「そ~そ~。感謝しなよ。亀ってあったかいの大好きなんでしょ?あったかくしてあげたんだから。」
「私、爬虫類って気持ち悪くて嫌いなのよね。
だから、処分しちゃっただけよ大げさね。
これで、姑である私もこの家に入れるわね。
でも、あの部屋は嫌よ、片付けなさい。
他の蛇とか、触れなかったから、亀だけでも…」
本当に、人間のすること?
と、いろんな考えがグルグル回った。
途端、包丁を持って、
二人が座ってるソファーを素早く刺していた。
「嫌いな奴を処分できるなら、私はあんたらを処分してやる!」
と、ぎゃーぎゃー騒ぐ二人を
私は追い掛け回していた。
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