
これは10年ほど前のお話。
全然ハッピーエンドじゃないので
悲しいお話が嫌いな人はスルー推奨です。
大筋は実話ですが、
会話に関しては私自身が体験したことじゃないことも多いのでその部分は創作になります。
俺(ゆうすけ)
フツメン
背高い
サヤカのことを小学校の頃から好きだがなかなか言い出せずにいる。
サヤカ
アイドル事務所にスカウトされるほどの美少女
時期はモー娘。やアクターズなどの全盛期
背ちっこい 多分Cかっぷぐらい
俺とサヤカの地元はお世辞にも
都会とは言えない海沿いの小さな町だった。
話は小学校6年生のころまで遡る。
サヤカは当時から相当な美少女で、
同学年の男子からもモテモテだった。
俺が記憶しているだけで5人から告白されるほどだ。
だがサヤカは全て断っていた。
俺はというと、
俺もサヤカが好きだったが
告白することで毎日一緒に帰る間柄が
壊れてしまうのが怖くて言い出せなかった。
しかし女子には異常なくらい嫌われていた。
まぁありがちな話だと思う。
可愛い女の子への嫉妬心ってやつだ。
だからサヤカには、
女友達がほとんどと言っていいぐらいいなかった。
だから俺といつも一緒だった。
家が近いというのもあったが、
昔から町内会の行事なんかも全部一緒だったし、
毎日一緒に通学、遊ぶ時は大体二人で遊んでいた。
サヤカの家はお父さんが早くに亡くなって、
お母さんと二人で暮らしていたんだけど、
2年前ぐらいにお母さんは
5個ぐらい下の男の人と再婚したって聞いた。
あとあと知ったのだが、
サヤカは義理のお父さんに虐待を受けていたらしい。
今思えば、
全てのきっかけはここだったんだと思う。
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