
胃袋を掴むって恐ろしいなと思った話。
友人A子が、婚約者のA介と別れた。
A子の後輩だった奪子が、
A介に猛アタックしての略奪愛だった。
奪子は、「A子さんて冷たい」
(クールだが情は深い)と、
A介に言い続けていた。
そしてA子が朝に弱いA介にいつも用意していた食事が、
パンと目玉焼きとジャム、
オレンジジュースだったのだけど、
それについても
「手抜きすぎる。私ならもっと美味しい、手の込んだものを用意するのに」と言い続け、
A介は「俺は愛されていないのかもしれない」
と思ってA子との結婚を延期。
そのうち奪子に寝技をかけられて完全に破談になった。
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