書き始めは、
「私な好きなものは苺!
好きなアニメはカートキャプターさくら!……」
から始まるのだが、
これが当時のメールの最大文字数400?文字のメールで3通きた。
正直引いた…
すごく引いた…
最初の所以外はもう読んでないくらい。
自分の紹介をこんなにも書けるって才能だなと思った。
とにかく凄かった。
″私ってこんな人!″
″こんなことで喜んでこんなことは嫌かな!″
みたいな文書だった。
本格的にヤバイやつなんだと思ったけど、
もうある程度知ってたし
今更そんなことに驚く程じゃなかった。
最初は引いたけど、
むしろそこが可愛いとすら思った。
次の日から下校を共にするようになった。
中坊の初めて恋人ができた俺には
それが精一杯だった。
付き合い始めて何日か経った。
と言っても毎日一緒に下校して
たまに幼馴染の家でゲームしたり
アニメを見る程度とがそれなりに楽しかった。
付き合うって実感は、
そこまで湧かなかったがドキドキもした。
でもそんな楽しい日も長くは続かなかった…
ある日、学校に行くと幼馴染の姿がなかった。
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