●●破産を逃れるために業者の提案で妻を差し出してしまった→そして妻は・・・

 

 

景気の低迷期ではありましたが、

私達夫婦は雑貨店を始めました。

 

 

 

開店当初こそ客もつきませんでしたが、

数年後に徐々に軌道にのりだし、

毎月いや毎日予想以上の成果を上げ規模を拡大しました。

 

 

 

しかし好事魔多し、

妻の不注意から小出火を出してしまい、

借りていた土地建物を返さなくてはならなくなり、

やむなく移転する事になったものの

現状の事業規模を維持したいという思いから、

再び郊外に広い土地を借りました。


 

 

しかし、以前のように儲かる商売ではなくなっており

経済的にも追い詰められていました。

 

 

 

しかし過去の栄光にすがりついていた私達は

無理に無理を重ね手を出してはいけないと思いつつ

いかがわしい業者に手を出してしまったのでした。

 

 

 

毎日厳しい取立てに追われ更に借金を重ねる、

完全に抜け出せない落とし穴に落ちています、

そして今日もそのうちの一社が

朝から自宅に押しかけ返済を迫られました。


 

 

「あのなぁ、もうあんた達に完済は無理だ、

最悪の事態って事も考えなきゃ、

だけどそんな事されちゃこっちも困るしなぁ、

 

だけどこの状況じゃあどうあがいても無理だ、

で今日は一つ提案があるんだよ」

 

 

 

「提案?どんな内容か聞かせて下さい」

 

 

 

「あんたらが三社の業者から借りている金を

うちの一社にまとめる、

そして返済の計画を組み直す、

それから今の状態を元金としこれ以上の利息はつけない、

 

どうだ?

悪い話じゃないだろ、

 

ただし三社を一社にまとめるのに金が掛かる、

その手数料をある方法で払ってもらいたいんだが」

 

 

 

 

「ある方法?いったいどんな?」

 

 

 

「簡単な事だ、奥さんにちょっと働いてもらいたいんだ、うちでね」

 

 

 

「私が、ですか?」

 

 

 

「ああ、前から思ってたんだが

奥さんはこんな仕事は似合わないんじゃないかってね、

確か33歳だったかな、女ざかりじゃないですか

それなのに毎日借金の返済に追われているんじゃ可愛そうだ、

だからちょっとした息抜きをさせてあげようと思ってるんだ」

 

 

 

「どんな仕事をすれば、仕事の内容は?」

 

 


 

「一晩だけ私の家に泊まってもらいたいんだ、まあ早い話が一夜妻だ」

 

 

 

「そっそれは・・・・」

 

 

 

「まあ一晩考えてくれ、また明日来るからそれまでにな」

 

 

 

 

 

 

 

「あなた、一夜妻って?」

 

 

 

 

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