朝母は朝青龍を産んだ後、
病気になってもう子供を産めなくなってしまった。
だから朝青龍は一人っ子だった。
朝父は息子もほしかったらしいが、
諦めていて、俺という息子が出来て本当に嬉しい。
俺は幸せものだ、
と酔った勢いか呑んでて俺に言ったことがある。
そのときも涙をこらえるのがつらかった。
悲しい話はガラじゃないのでこのへんでやめておこう。
朝青龍はびんたされて
カトちゃんのちょっとだけよ♪のポーズに
なっていたが、痛みですぐ泣き出した。
おんおん泣いているが、
まだパンチのほうが可愛いってもんだ。
俺が朝母が持ってきてくれた飯を
全部たいらげてから話し合いが始まった。
朝両親は離婚するなら、
慰謝料は払わせるが、
私たちは1円たりとも貸さないと言った。
朝青龍は離婚になったら
親を当てにしようと思っていたらしく、
すごく驚いて慌てていた。
そして必死で朝母に頼み込んでいた。
朝母にもびんたをされて、豚ダンスを踊っていた。
俺は朝両親に離婚する、と言った。
朝両親は頷いていたが、
朝青龍がすがりついてきた。
朝「いやあ、あなたのことが1番好きだから!捨てないでぇえええ!ブフーブフー」
俺「昨日あんなこと言うぐらいだから俺なんてどうでもいいんだろ?
次ページへ続きます