朝母はちょっと黙るも、
「わかりました」
と言って朝青龍に代わってくれた。
朝「…もしもし?」
俺「…あなた何を考えてるんですか?」
朝「え?なんのこと?」
俺「間男に連絡したり、会社で土下座したことだよ。」
朝青龍は黙ってしまった。
鼻息のブモーというのだけが聞こえる。
俺「…まだ間男に未練あるんじゃん。離婚してよかったね。」
朝「ぶおおおおおおおおおおおおん」
また泣き出した。
あまりに大きい声だったので耳がキーンとなった。
電話の後ろで朝両親の声が聞こえた。
すると電話で朝父が出た。
朝父「もしもし?どうしたんだ?」
俺は朝父に事情を説明した。
朝父は電話の向こうで朝青龍に怒鳴っていた。
朝父「お前は何を考えているんだ!!!
会社に行くなんて恥の上塗りもいいとこだ!!!
ましてや間男に連絡をとるなどもってのほかだ!!!」
また耳がキーンをなった。
朝父の向こうで朝青龍の鳴き声が聞こえる。
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