向かってくる闘牛。
逃げようとする俺。
闘牛に蹴りを入れる彼女さん。
……そして悲痛な叫びとともに倒れる闘牛。
ここまでくると
ネタって言われるかなとおもったけど、
これは**県**市で起きた実際の出来事です。
まぁこれはもうちょい後で知ったんだが、
美人な彼女さんは昔ストーカー被害にあっていたそうで、
護身術として空手を習ってたんだそうな。
納得納得。
まぁなんとかおさまる二人。
彼女さんも気が済んだよう。
朝青龍を起こしてみんなで席に着いた。
間男はまだ涙目だった。
場は沈黙だった。
ただ朝青龍のブフーブフーという鼻息と、
彼女さんの貧乏ゆすりと、
ケーキを食べる俺のフォークと皿の音だけが響いていた。
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