そんなこんなで朝母に介抱されて少し休んだ。
朝青龍は朝父のお説教を正座で聞いていた。
朝日が出てきた。
綺麗だった。
家にあった朝青龍の小物をゴミ袋に入れて全部渡した。
朝青龍は1週間だけ猶予をもらって
実家にいられることになった。
1週間後には絶縁らしい。
戸籍からも
朝父は俺に養子にならないか、と言った。
嬉しかった。
でも拒否した。
朝青龍が首を絞めたときに言っていたから。
戸籍上からも縁を切られても、
親なのにはかわりないし
逆に俺とまったく血のつながりや、
法的なつながりが無くても
親なのにはかわりないからだ。
そう伝えたら朝母は泣いた。
朝父はありがとう、と言った。
俺は笑った。
普通の笑顔だ。
朝青龍は呆けていた。
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