ハイエナを目の前にしたウサギ。
飛ばねえ豚はただの豚だ。
もうそんなことしか考えてなかった。
でも朝青龍には関係なさそうだった。
まだ潤んだ瞳でこっちをみている。
心なしか頬も紅潮していってる。
( ゚д゚)
( ゚д゚ )…オトーサンオカーサンタスケテ
両親にもいてもらえばよかった。
朝青龍が席を立った。
床がきしんだ。
俺は食われる!!!
そう確信した。
俺「ちょっと待て!!
俺はお前のことはもう好きじゃない!!
誰と付き合おうが構わない!!」
朝青龍の動きが止まった。
そして朝青龍の潤んだ瞳が、余計潤んだ。
泣き出した。
朝「グズッ・・・・・・ブヒッ・・・・グス・・・・・ブヒッ」
途端に俺は安堵した。
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